家族の体調不良には手厳しい!
看護師は白衣の天使だから、家族が体調を崩したら優しく看病してくれるんだろうな…なんて思っている人がいるかもしれませんが、実際は違います。むしろ、家族の体調不良には手厳しくなってしまいがちなんですよね。心当たりのある看護師はちょっと注意したほうがいいかもしれません。普通に接しているつもりでも、家族からは「冷たいなあ」と思われているかもしれませんよ!
看護師の体調管理事情
どこの病院でも看護師は不足しています。そのため、なかなか休みが取れません。シフト制で働くので、急に休むと同僚に迷惑がかかっちゃいますよね。余裕を持って看護師を配置しているところは少ないでしょう。なので、体調管理にはかなり気を付けていますよね。また、少し体調がすぐれない程度なら、無理をして働く看護師も多いでしょう。
体調を整えるためには十分な睡眠やこまめな水分補給が大切です。しかし、うっかり体調を崩してしまった際には、医師に薬を処方してもらったり、点滴を打ってもらって乗り切る人もいるでしょう。熱がでていると感じても、実際に熱を測って体温計を見たらモチベーションが下がるのであえて検温をしないという猛者もいるようですね。家族が感染症にかかったら絶対にうつらないように隔離し、消毒をしまくります。
家族にも同じ対応を求める
看護師は夜勤があるので生活リズムが崩れます。体調が悪い人を相手にする仕事なので、ウイルスに感染するリスクも高いです。そのため対策は十分に練るものの、体調を崩すことはどうしてもあります。なので上記のような方法で乗り切る看護師が多いんですね。
でも、こういう対応を家族にも求めてしまうんです。患者さんに対しては優しくできるのに、家族となるとついつい厳しくあたってしまうんですよね。多少の熱があっても「そんなの風邪に入らない」と言ってしまったり、風邪をひいた家族に「たくさん寝て水分をしっかりとること」と言って半ばほったらかしにしてしまうんです。実際、回復するためにはそれが1番大事なんですが、家族からしてみるとさみしいですよね。
日ごろお世話になっているからこそ
最近は多くの感染症が流行していますし、いつもの流行時期とずれているケースも多いです。子どもがいる人なら手足口病なども怖いですよね。暑い時期ならO-157などの食中毒がありますし、寒くて乾燥する時期はインフルエンザが流行します。それらの病気にかからないためには予防対策と普段の体調管理が必要です。でも、それを自分だけではやるのは大変ですよね。家族の協力があって普段の生活ができているはずです。だからこそ家族のことを大切にして、体調を崩してしまったときはもう少し優しく接してあげるといいかもしれません。